できあがったマンガ・コミックのページ画像を、そのまま画面上で直すツール。中の文字の誤字を直す/フキダシごと置き直す/余分なフキダシを消す、の3つを1本でできます。どんなツールで作った画像でも使えます。
画像生成AIでマンガ・コミックのページを作ると、フキダシの中の文字が誤字・脱字になったり、話者と違う所を向いたフキダシが生えたりすることがあります。このツールは、すでにできあがった画像の、そういう壊れた所だけを人の目で見て画面上で直すためのものです。作り直しではなく「直す」ので、絵はそのまま活かせます。
Python等の追加インストールは不要です。フォント・画像処理に必要なライブラリはすべてアプリの中に含まれています。アプリのアイコンをダブルクリックすると起動します。フォルダは起動後に「📂 フォルダ選択」から指定してください。ファイル名は P001.jpg のような形でなくてもよく、フォルダ内の画像(JPG/PNG)をファイル名の順にページとして読み込みます。
署名していない配布物のため、初回起動時にMacが「開発元が未確認のため開けません」といった警告を出すことがあります。その場合は、アプリを右クリック(またはControlキーを押しながらクリック)→「開く」を選んでください。以後は通常どおりダブルクリックで開けます。Windows版でも同様に SmartScreen の警告が出ることがありますが、「詳細情報」→「実行」で進められます。
左に「ページ一覧」、中央に「ページ画像」、右に5つの操作ブロック、下に「操作ログ」。確定と保存はヘッダーの小さいボタン列にあります。
4番の枠は、選んだモードで中身が入れ替わります。 🎯 なら「4. 塗る色」、💬 なら「4. フキダシの形」。「5. 文字」はどちらのモードでも出ます。
右パネル「3. やること」で選びます。ページ一覧・セリフ一覧・確定と保存はどちらのモードでも共通なので、同じページの中で自由に行き来してよいです。
| やること | 画面での操作 | |
|---|---|---|
| 🎯 | 直す・消す | クリック=フキダシを自動で検出 ドラッグ=四角で範囲を指定 そのあと文字を書けば書き直し、空のままなら塗って消すだけ →「✅ 適用」 |
| 💬 | フキダシを置く | 何もない所をドラッグ → フキダシが出る。△を引っぱって話者へ尻尾を向ける |
「3. やること」の右にある ❓ ボタンを押すと、各モードの説明とキー操作をまとめた別ウィンドウが開きます。
1ページに複数の直したい所があれば、フキダシごとに 2〜4 を繰り返します。
クリック(またはドラッグ)した後、「✏️ 文字編集」欄を空のままにして「✅ 適用」すれば、そこは塗って消すだけになります。
「✅ 適用」したものは記録として残るので、あとから何度でも直せます。直した所をもう一度クリックすると、そのとき入れた文字・書体・色・大きさ・枠が戻ってきます。「✅ 適用」ボタンの文字が「✅ 置き換え」に変わります。直して再度「✅ 適用」を押すと、同じ記録を置き換えます(件数は増えません)。
同じ 🎯 のまま、フキダシの内側をドラッグして四角で囲むこともできます。囲んだ範囲をまるごと塗ってから、そこに文字を打ちます。
四角がフキダシの輪郭線をまたぐと、その線も一緒に消えてしまいます。リアルタイムプレビューで確認しながら、はみ出していたら四角を縮めてください。
フキダシは画像素材ではなくその場で計算して描いています。だから拡大縮小してもボケず、線の太さ・尻尾の向き・もこもこの数まで数字で調整できます。
既定は「⬭ 楕円」(一番よく使う形のため)。「4. フキダシの形」の一覧から他の形にも選び直せます。
| 💬 普通 | 角の丸み(R)を調整できる |
|---|---|
| ⬭ 楕円 | ふくらみを調整できる(大きくすると四角寄りにふくらんで文字が入りやすくなる) |
| 💭 思考(雲) | もこもこの大きさと数(数は 0=自動) |
| 💥 叫び | トゲの深さ(小さいほど鋭い)と数(数は 0=自動) |
| ▭ ナレーション | 角の丸み(0で角ばった四角)。初期状態では尻尾が付かない |
フキダシを置くと、その形から文字が入る四角(緑の点線)が自動で決まる。絵の都合で文字だけ寄せたいときは、option(WindowsはAlt)を押しながらドラッグすれば、フキダシは動かさず文字だけ動かせます。
「4. フキダシの形」の下にある「🎨 中の色」「線の色」で変えられます。黒地に白抜きのフキダシなど特殊な演出にも使えます。文字の色は「5. 文字」の側で別に指定します。
🎯 のときに右パネル「4. 塗る色」に出ます。ふだんは「自動」のままでよい。
画像生成AIが描くフキダシは純白ではないことが多く(オフホワイト、クリーム色、夜のコマなら灰色)、純白で塗ると四角い明るい継ぎ足しが見えてしまいます。「自動(地の色を拾う)」にチェックが入っていれば、選んだ場所の地の色をその場で拾って塗ります。
フキダシの中が上から下へ色が変わっている場合、1色で塗る以上どうしても端に段差が出ます。そのときは色見本から手で中間色を選ぶか、範囲を小さく分けて塗ってください。
| ✅ | このツールで保存済み |
|---|---|
| ・ | まだ手を入れていない |
行をクリックすると、そのページへジャンプします(未保存の編集があれば確認ダイアログが出ます)。
ここには2種類の行が並びます。
script.yaml)を画像と同じフォルダに置いている場合だけ表示されます。無くてもツールは問題なく使えます(このリストが空のままで、直接「✏️ 文字編集」欄に打ち込めば同じように使えます)。右「5. 文字」。🎯 でも 💬 でも同じように効きます。すべてリアルタイムで反映されます。
| 🅰 書体 | この環境にインストールされている日本語フォントから選べます。初期値は同梱のマンガ向け書体で、追加インストール不要でそのまま使えます。 |
|---|---|
| 🎨 文字色 | 色見本(実際の色がそのまま見える四角)を押すとカラーピッカーが開きます。 |
| ✨ 強調色 | セリフの一部だけ色を変えたいとき用。「✏️ 文字編集」欄で、色を変えたい部分を半角アスタリスクで囲む(例:これは *強調* です)。 |
| 🔤 サイズ | 「自動」チェックON=枠に収まる最大級数を自動決定。OFF=右の数字欄に直接打ち込んで手動指定できます。 |
| 改行 | 「✏️ 文字編集」欄で Enter を押すと改行になり、縦書きではそこで必ず次の列へ送られます。 |
| ← → ↑ ↓ | 枠(フキダシ/流し込み枠)を1pxずつ移動。フキダシなら尻尾も一緒に動く |
|---|---|
| Shift + 矢印 | 枠を1pxずつ伸縮 |
| option + 矢印 (Win: Alt) | 💬 のとき、中の文字だけ1pxずつ移動 |
| option + Shift + 矢印 | 💬 のとき、文字エリアだけ1pxずつ伸縮 |
| 枠の中を ダブルクリック | 「✅ 適用」と同じ=確定する |
| ⌘Z (Win: Ctrl+Z) | ひとつ戻す。確定した編集も、まだ確定していない作業も、やった順の逆に1つずつ戻ります |
| ⌘⇧Z (Win: Ctrl+Y) | ひとつやり直す(戻すの逆) |
「直したものが正規版」になります。直す前のものは 旧版/ フォルダへ自動で退避されるので、元の絵が失われることはありません。
出力フォルダ/
P001.jpg ← いつでも「いま一番新しい」=正規版
P001.edits.json ← 編集の記録(これが編集状態の正)
P002.jpg
旧版/
P001_old.jpg ← 一番最初に退避したもの=手を入れる前の原本
P001_old.edits.json
P001_old2.jpg ← 2回目の保存で退避(以降 _old3, _old4…)
P001.jpg になります。別名のファイルは作られないので、ファイル一覧が素直に並びます。旧版/ へ移動します。1回目の保存で 旧版/P001_old.jpg、2回目で 旧版/P001_old2.jpg…と番号が大きいほど新しい退避版です。上書きで消えることはありません。旧版/P001_old.jpg(番号なし)は必ず「手を入れる前の原本」。元に戻したくなったら、これを P001.jpg に戻せば元通りです。P001.edits.json)として貯まり、画面の絵は毎回「原本+記録を順に再生」で組み直しています。だから何度保存しても劣化せず、あとで開き直しても1件ずつ呼び戻して直せます。「✅ 適用」(または枠の中のダブルクリック)=いま作っているものを記録してプレビューに反映(まだメモリ上)。「💾 保存」=ページ全体をファイルに書き出します。適用しただけで次のページに移ろうとすると、保存を促すダイアログが出ます。
P001.jpg をそのまま完成原稿として使ってください。P001.edits.json は「あとで直す」ための記録です。完成原稿として配るときは無くても構いません(消しても P001.jpg は残ります。ただし1件ずつ呼び戻して直すことはできなくなります)。旧版/ フォルダも、完成後に配布するときは丸ごと外してよいです。| フキダシ以外の白い所も拾える | 人物の服・壁など、フキダシでない白い領域もクリックすれば検出してしまいます(原理的に避けられません)。検出サイズはログに出るので、想定より大きい/小さいときは気づけます。「↩️ 戻す」で取り消してやり直してください。 |
|---|---|
| ページ全体を拾ってしまう | フキダシの外側(背景)をクリックすると、ページ全体を掴もうとします。画像の端に3辺以上接する領域は自動で拒否し、案内が出ます。もっと内側をクリックするか、ドラッグで囲んでください。 |
| 文字が消え残る | 元の文字がフキダシの輪郭線に癒着していると、白で消しても残ることがあります。その場合は文字を空にしたまま「✅ 適用」で塗ってから、必要ならドラッグした四角で上塗りしてください。 |
| 「枠が小さすぎて文字が入りません」 | 流し込み枠が狭すぎます。矢印キー/ハンドルで枠を広げるか、文字数の多いセリフなら「自動」のままにしてください。 |
| option+ドラッグが効かない | 文字エリア(緑の点線)の操作なので、💬 でフキダシを置いているときだけ効きます。🎯 では枠そのものが文字の入る範囲です。 |
| 文字を書き忘れて適用した | その範囲が塗られる(=消える)だけになります。「↩️ 戻す」で取り消せます。 |
| 右側のボタンが見えない | 右パネルの上でマウスホイールを回すか、右端のスクロールバーで下げてください。ウィンドウを縦に広げても構いません。 |
| 起動時に警告が出る/開けない | 「2. 起動のしかた」の「初回起動時の警告について」を参照してください。 |